南塚口町8丁目、上の島北公園隣の道路のど真ん中に佇む大きな樹。
整備された住宅地の中で、なぜこの樹は今も尚、道路の真ん中に君臨しながらも守られ続けているのか…。
南塚口町8丁目の道路のど真ん中にある樹がちょっと気になる
こちらが道路のど真ん中に佇む樹です。
ギリギリ車が通れるか通れないかと言った所です。一応、車両進入禁止にはなっていませんが、熟練の運転技術を求められることでしょう。
なぜこんなところに樹があるのか…。何やら表札があるので覗いてみようと思います。
昔からここにあるこの大木、道路が拡幅されてもドンと真ん中にあって、車はスピードを落としてゆっくり通ってくれますよね。でも、名前をご存知の方は少ないようですね。
この木の名前はエノキ(榎、ニレ科、エノキ属)といい、昔から一里塚(一里・約4kmごとの距離を示す塚)としてよく植えられました。この北側の木もエノキですよ。さて樹齢(年齢)はどれくらいなのでしょうかね。
書いてある内容は以上の通りです。木の名前はわかったんですが、んーなんか物足りない。
何か撤去できない理由でもあるのかと…。甲山の夫婦岩のようにバックボーンが潜んでいるのでは。(変な期待)
市の職員さんに聞いてみた。
という事で、尼崎市の都市整備局 土木部 公園維持課に聞いてみました。
表札にもある通り、このエノキの歴史は古く戦後からあるとのことです。ただ、はっきりとした樹齢はわからないようです。
何か撤去できない理由があるのですか?と問うと、「むやみに伐採はしないようにしています。」とのことでした。そもそも塚口はマツだったりとか、歴史を持つ樹が多いんだそうです。変な期待をしていた私ですが、これはこれで良い事ですね。この樹のおかげで、スピードを出して走る車もいないでしょうし、ずっと街を守ってくれている立派なエノキという事がわかりました。
市職員の皆様、忙しい所、ご回答して頂きありがとうございました。
また何か、尼崎市の気になることが有りましたら、探偵ナイトスクープばりに調査しますのでお便りお待ちしております!