現在、夏の甲子園切符を目指した第100回選手権記念兵庫大会が開催中です。
今回は7月22日(日)に行われた市立尼崎高校VS神港学園の試合を振り返っていきたいと思います。
酷暑の中で頑張っている球児に負けじと、私も現地観戦して参りました!
兵庫の名門・神港学園に市尼勝利!ベスト8進出
ブロック最大の山場を迎えた今日の試合。
相手は兵庫の名門・神港学園。実は、秋の3位決定戦で市尼は神港学園に敗れています。今日はそのリベンジを果たすために、選手達も燃えていたことでしょう。
対する神港も公立校には負けれない、そんな思いを抱いていたことでしょう。
試合結果は以下の通り。
3-1の接戦で市尼が見事ベスト8進出を決めました。
尼崎勢で残るのは、市立尼崎高校のみ。これからが本当の勝負。
市尼VS神港 試合を振り返る。
神港学園の先発ピッチャーは、一年生時からマウンドに立つ亀谷君。打っても一番打者で攻守にセンス抜群の選手です。対する市尼の先発投手は左の竹中君。
1回表、市尼は先頭の東野君がセンター前で出塁し、パスボールと送りバントで1死3塁のチャンス。
ここで3番松田君がきっちりセンターへの犠飛を放ち、幸先よく先制します。
先行を取った時は、初回の攻めが大切ですよね。うまく立ち上がりを攻めることが出来ました。
2回裏、神港学園にスクイズを決められ同点。その後2死満塁のピンチを迎えますが、竹中君が最少失点で切り抜けます。
ここが大きかったです。
3回表、市尼の攻撃。2死2塁のチャンスで4番名田君がセンター前ヒット。その際、2塁ランナー東野君がホームに帰りきれず、やや悪い流れ。
しかし、ここで5番白石君がレフト前タイムリーヒット。2-1。
5回表、3番松田君がレフトオーバーの二塁打で出塁。4番名田君が犠打を決め、再び5番白石君がレフト前へタイムリーヒット。3-1。
9回表、先頭の7番佐藤君がセンター前ヒットで出塁しますが、続く8番竹中君の送りバントが投手の正面を尽き、ダブルプレー。やや悪い流れの中、すかさず9番中村君がセンター前ヒット。ここで3人で終わらなかったのが良かったかと思います。
9回裏、竹中君が三つのフライアウトでピシャっと締め、試合終了。
こちらは試合終了の瞬間です。
市尼-神港戦
試合終了の瞬間
両校お疲れ様でした青空は球場が映えるなぁ pic.twitter.com/mxzVs08R4x
— 野球人覆面X (@yakyujin_x) 2018年7月22日
終わってみれば、6回以降は市尼の背番号1番竹中君がパーフェクトピッチング。
明石城と青空をバックに校歌斉唱。
エラーも少なく、大変締まった好ゲームでした。
昔から神港と言えば打撃のチームのイメージ。スイングの速さはやはり県内屈指。市尼としてはフライアウトが多かったことが助かったかもしれません。
素晴らしい試合内容でした。
私事ですが…決勝で神港学園に敗れたことが有ります。もう私立の壁も無くなってきてますし、今の後輩たちは本当に凄いです。
市尼の次戦は西宮東高校。ベスト8の顔ぶれ。
7月24日(火)12:30~
【明石トーカロ球場】
準々決勝 市立尼崎-西宮東
次戦の相手は西宮東高校です。西宮今津高校と並び、全国で最も甲子園に近い場所に有る学校です。
エース茶谷君は3試合を通じて僅か失点1(もしかしたら0かもしれないです)。ややスリークォーター気味に投げてくる変則右腕でかなりの好投手です。
市尼がどう攻略するか。
ここまで来たら、どの学校にも甲子園のチャンスが有り、死に物狂いで戦ってきます。目の前のゲームを一つ一つ大事にして、尼崎勢最後の砦として市尼には頑張ってもらいたいです!!