2019年4月2日、3日に兵庫県春季地区大会が行われ、武庫荘総合高校と市立尼崎高校が県大会出場を決めました。
【高校野球】武庫荘総合と市立尼崎の2校が県大会出場決定
春季阪神地区大会の組み合わせはこちらよりご確認ください。
阪神地区Dブロック準決勝
4/2(火)鳴尾浜臨海公園
武庫荘総合
112 001 03 /8
000 000 00 /0
尼崎双星
阪神地区Dブロック決勝
4/3(水)鳴尾浜臨海公園
武庫荘総合
300 020 000 /5
000 000 000 /0
西宮南
※武庫荘総合は第1代表で県大会出場
阪神地区Bブロック決勝
4/3(水)尼崎ベイコム野球場
関西学院
100 100 000 /2
000 100 101× /3
市立尼崎
※市立尼崎は第1代表で県大会出場
武庫荘総合と尼崎双星の尼崎対決は武庫総に軍配。迎えた決勝戦は、西宮南を相手に5-0と完勝。昨年秋に、東洋大姫路を相手に完封勝ちを収めたエース谷添君を中心に武庫総もメキメキと力を付けてきています。今春は観戦できなかったのですが、小さな大エース谷添君がどれほど成長しているか楽しみです。
⇒(過去動画)谷添君と神戸国際大付属 谷口君との対戦動画
市立尼崎と関西学院戦は現地観戦してきましたので以下で簡単にレポート致します。
市立尼崎VS関西学院レポート
市尼の先発はサウスポー中井君。初回に関西学院の好打者3番水口君にライトスタンドへホームランを浴びます。
関西学院の先発は小井手君。130キロ台の速球とキレのあるスライダーを巧みに扱い、市尼打線を翻弄。序盤、中盤と試合展開としては関学ペースだったように思えます。
↓小井手君の投球動画です。
4回に両チーム1点ずつを加え、2-1で迎えた7回。市尼の8番セカンド高岡君が2試合連発となるレフトスタンドへのホームランで同点。
9回裏に5番センター栃尾君が右翼線2塁打を放ち、サヨナラのチャンスを作ると7番キャッチャー木森君がレフトへのサヨナラ犠飛を放ち試合終了。見事、市尼がサヨナラでブロック優勝を果たしました。以下のツイートはサヨナラの瞬間です。
試合終了
関西学院2-3×市立尼崎木森くんがレフトへの犠牲フライを放ちサヨナラ勝ち!
市尼は県大会出場決定です!
おめでとうございます🎉 pic.twitter.com/efhd02d5Nr— 尼崎旅~あまたび~ (@amagasakitabi) 2019年4月3日
それまで関西学院の小井手投手の前に全く手が出ていなかった栃尾君が最終回に意地の二塁打を放ち、結果サヨナラを呼び込みました。個人的感想ですが、この一打は大きかったと思います。
二塁ベース上で、静かに拳を握る姿が素敵で印象に残ったシーンでした。
報徳学園、関西学院と地区予選ながら激戦ブロックを勝ち上がった市尼。着実に力を付けてきている気がします。
武庫総、市尼の県大会での躍進を楽しみにしています!
県大会は4月中旬から5月上旬にかけて、土日祝を利用して開催されます。(試合日程が決まりましたらまたサイト内で報告します)
例年通りいくと、春季県大会でベスト16入りすれば夏の第1シードとなります。第1シードを獲得できると学校所在地に近い球場で試合ができることと、強豪校と序盤から当たる確率を低くすることが可能です。どのチームも春と言えど、夏に向けての最後の公式戦。しっかりとした戦いをされるはずです。
ただ既に報徳学園、滝川第二、神港学園、神戸弘陵などが地区予選で敗退しており、夏のノーシードが決定しています。
明石商業が選抜4強となり、早くも1強ムードが漂いますが、そう簡単にてっぺんに立てないのが兵庫の高校野球。
今年の夏はまた一段と面白くなりそうです。
まずは、夏に向けての最後の試金石となる春の戦いで尼崎勢の大躍進を心から祈っております!