2012年に阪急武庫之荘南側にオープンした「wagashi dokoro 楽emon…」。
オーナーの考案したストーリーを基に展開される和菓子や店内のレイアウトは、訪れるお客様を楽しい気持ちにさせてくれます。
そんな尼崎市内だけでなく、市外からのファンも多い「楽emon…」さんに今回は取材を敢行してきました!
目次
和菓子の概念が変わる!阪急武庫之荘駅すぐの「楽emon…」元洋菓子パティシエが作る“洋”を感じる珠玉の和菓子
日本の和菓子屋なのに異国を感じる。どこか不思議な「楽emon…」
「楽emon…」は、阪急武庫之荘駅南口を出て徒歩3分ほどのところに立地しています。
南武庫之荘は毎日行列ができる某有名ラーメン店や、以前ご紹介させて頂いた「焼鳥 谷口」などが立ち並ぶ、飲食店の隠れた激戦地。
そんな中、2012年に「楽emon…」さんはオープンしました。
店主坂井博一(さかい ひろかず)さんの考案したストーリーを基に展開される和菓子には、尼崎市内だけでなく市外からも訪れる人が絶えません。
一歩店内に入ると団子の形状の欄間や、天井に和菓子作りの木型が配置されているなど、内装のインテリアがとても可愛くお出迎え。
日本のお店にも関わらず、お客様をどこか異国に連れて行ってくれるような、不思議な感覚にさせてくれます。
この外国人のサムライが刀ではなく、団子を持っているデザインも素敵ですよね!
ちなみに店主の坂井さんが考案した、ストーリーの全文につきましては、コチラでご覧いただけます。
今日一日できることを全力で。そんな想いから生まれる珠玉の一品
『外国人が日本の文化に魅せられ、和菓子に興味を持ち、修行をし和菓子屋をオープンさせた』
そんなコンセプトがぴったりの「楽emon…」さんは、店主の坂井さんと奥様のご夫婦二人で営業されています。
坂井さんは、尼崎市内の和菓子屋で生まれましたが、家業を継ぐことなく約15年間パティシエとして洋菓子の世界へ。その後、約5年間和菓子の修行をされ、武庫之荘に「楽emon…」をオープンしました。
元洋菓子パティシエの坂井さんが作る和菓子には、“洋”の要素が様々な商品に活かされています。
天使のいちご大福 260円(税別)
その中でも一番人気の『天使のいちご大福』は、洋菓子のパティシエとしての経験と和菓子が絶妙にマッチした珠玉の一品。
「大福の中にいちごを入れるのではなく、いちごの外に大福を包むイメージ」そう坂井さんは話します。
なるほど、確かにいちごの甘酸っぱさが活かされていて本当においしい!何個でも食べたくなる、そんな味です。
※天使のいちご大福は、G.W頃までの限定販売。お求めの際はお早めに。
「こだわりというものはあまりなくて、“今日一日のすべてを全力でやる”ということを心がけています」
そう謙遜して話す坂井さん。でもそれって私には十分すごいこだわりだと思います。
いちごなど食材は、時期によって甘味や酸味も変わりますし、目の前のことを全力で最高なモノに仕上げることにこだわっている坂井さんだからこそできる様々な和菓子。
ここにも「楽emon…」の人気の秘密が隠されている気がしました。
和菓子をもっと身近でカジュアルなものに。和菓子界に対する想い
そんな和と洋を見事にマッチさせている「楽emon…」さんですが、店内にはそういった新感覚の和スイーツだけではなく、定番の和菓子も取り揃えています。
後継者不足などで和菓子屋がお店をたたむことが多い昨今、「和菓子をもっと身近でカジュアルなものに感じてもらえたら」そう坂井さんは話します。
事実自分がそうだったのですが、今の若い世代には和菓子って、どこかとっつきにくさも感じる気がしますよね。でも「楽emon…」さんの商品を手に取ってみて、そのイメージが一新されました。
「間口を広げてそこから本格的な和菓子に興味を持ってもらえたら、結果的に和菓子界に寄与できる」
そんな熱い想いを持つ「楽emon…」さんには今後も要注目です。
商品紹介、アクセス方法など詳細
武庫の里 180円(税別)
生チョコ大福 250円(税別)
ショコラ水ようかん 200円(税別)
天使のいちご大福だけでなく、他の商品もあまたびメンバーで食べましたが、どれも本当においしいんです。(個人的には出身小学校の名前の武庫の里が大好き)
和菓子の味のイメージって「重たい」ものだと思っていましたが、それを見事に覆してくれるお味。気が付くと何個も食べ進めてしまいそうになります。
これも坂井さんのパティシエとしての経験を、和菓子に昇華させた一つの答えなのではないかと感じました。
2種のナッツのカフェショコラ餅 850円(税別)
そんな和菓子はご自身で食べるのはもちろん、営業先やご友人への手土産としても喜ばれることは間違いありません。
また営業時間は10時から19時までとはなっていますが、非常に人気のお店であることに加え、全ての商品が手作りで数も限られています。
完売次第閉店となりますので、行かれる際はお早めのご来店をおススメします。(平日は16~17時頃、土曜日は14時~15時頃に完売していることが多いとのこと)
ぜひ一度、和と洋が融合した見事な和菓子を味わえる「楽emon…」さんに行ってみて下さい。和菓子の概念を変えてくれる、そんな商品に出会えるはずです。
- 営業時間
- 10:00~19:00(完売次第閉店)
- 定休日
- 日曜日
- 住所
- 兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目22-22(Google MAP)
阪急武庫之荘駅南側出口より徒歩3分 - 電話番号
- 06-6438-6300
※店舗情報は記事執筆時点の情報です。
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