尼崎出身レゲエアーティスト「EMPEROR(読み:エンペラー)」
日本を代表するレゲエの二大フェス『横浜レゲエ祭』『HIGHEST MOUNTAIN』などにも出演し、今やレゲエ界では知らぬものはいない。
筆者はレゲエの知識はほぼ皆無であるが、上述の二つのイベントはそんな私でもさすがに知っている。
結成10周年を迎え、益々、活躍の場を広める彼らの今の思いに迫ってみる。
目次
目指すは世界。
レゲエ界で活躍する尼崎出身アーティスト「EMPEROR(エンペラー)」
この日は、別の媒体(REGGAE ZION)での尼崎凱旋取材があるということで、筆者も帯同させていただき、素顔を覗いてみることに。
彼らの音楽はレゲエサウンド(サウンド・システム)と呼ばれる。
サウンド・システム (sound system) は、野外ダンスパーティを提供する移動式の音響設備、および提供する集団を指す。略して単にサウンドとも言う。ジャマイカの音楽史、 とりわけダンスホールレゲエにおいては欠かすことのできない要素である。
参照元:Wikipedia
簡潔に言うと、「DJ集団」がわかりやすいかもしれない。
EMPERORは、レゲエを知らない層の人の間でも有名な「尼の唄」でお馴染みTHUNDERと共同で行った全国ツアーも2年連続で成功を収めている。
≫「尼の唄」って知ってる?めちゃくちゃ心に染みる歌なんです。
EMPERORの活動は日本国内に留まらない。レゲエの発祥の地ジャマイカを始め、アメリカ、ヨーロッパと世界中を飛び回り活動している。来年の3月にも世界大会があるようだ。
こんなエピソードを聞かせてくれた。
「ジャマイカの方がYOUTUBEで僕たちの活動を見て、ジャマイカに呼んでくれたんです。現地に行って、何故呼んでくれたのかと聞くと、音楽のクオリティとMCのエナジーが良かったと話してくれました。」
言葉が通じずとも音楽の力が人を繋ぐ。そう語る彼らの言葉は、このような事例を見ると疑いようがない。
尼崎は変わらない原点
「世界でやっても尼崎を代表してとの思い・意識がある」
現在は7名体制で動いているEMPEROR。その中でも発足時からのオリジナルメンバーであるTAKUとjackeyは生まれも育ちも根っからの尼っ子である。
現在は「Scope」となっているが、前身の「Deepa」が彼らにとっての原点の場所だそう。数多くのイベントをここで行ってきたようだ。
≫阪神尼崎のライブハウス「Deepa」が新たに「Scope」として今秋10月に復活!
世界での活躍を続ける彼らには、ずっと心に置いているものがある。
「世界でやっても尼崎を代表してとの思い・意識がある」
こう話す二人の目は力が漲っており、自分達の原点でもある故郷・尼崎への思いはどこにいても忘れていないようだ。
結成10年を迎えた今思うこと
「音楽の力で地域活性化にも貢献したい。」
彼らは結成10年を迎える。
この中で様々な人と出会い、考え方も少しずつ変化してきたという。
「最初の頃は僕たちもギラギラしていました。ですが今はレゲエのジャンルを超えて、音楽の力で地域活性化にも貢献したい思いがあります。」
尼崎でやってみたいことはあるかと問うと「レゲエのフェスだけでは無く、ほかのフェスにも参加してみたいです」と話します。
また「海外ではDJという職業があるほどで、BARなどでも音楽を流せるという環境が普通になっている。そんな場所が増えて、音楽で地域に貢献したい」とも。
10年という月日の中で、音楽が持つ無限大の力を様々な世界で見てきたEMPERORだからこそ、それを沢山の方に広げたい思いが筆者にも強く伝わってきました。
今後もEMPERORが尼崎に起こす風と、世界で輝く姿から目が離せません。
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