尼崎市出身の元保育士女性デュオ「あまゆーず」
様々な大使を担い、イベント出演等も精力的に行う彼女たちは当然尼崎市内での知名度も高く、今や尼崎には欠かせない存在となっている。さらに今秋完成予定の尼崎城のイメージソングも依頼されているそう。
あまたび編集部はそんな彼女たちの素顔に迫った。
目次
「初めは苦手だった」短大受験日での二人の出逢い
――皆さんご存知かと思いますが、自己紹介をお願いしてもいいですか?
あーやん:青い方が「あーやん」です!
ゆーみん:そして赤い方が「ゆーみん」です!
――赤い方?青い方?
ゆーみん:私たちはギターとピアノで歌う二人組なんですけど、どっちがギターで、とかピアノで、とかいう担当がないんです。なのでライブ中に1曲終わったら途中で席を変わるんですよ。普通に見てる人からしたら「んっ?」って。(笑)
――つまり一目見たらわかってもらえるように、と。
二人:そうなんです。
メンバーはあーやん(寺内 章華)、ゆーみん(濱田 由美子)。兵庫県尼崎市出身のピアノとギターの弾き語り、元保育士デュオ。2009年にサンケイミュージックより全国デビュー。優しいバラードからUPテンポのオリジナル曲を100曲以上持つ。兵庫県交通安全の歌、神戸市あいさつソング、産経新聞連載漫画「ひなちゃん」イメージソングなどその他数多くの楽曲提供。FMaiai(尼崎)で番組担当するなど、ミュージシャンだけでなくタレントとしても活躍中。
――ちなみにお二人はどういった感じで出逢われたんですか?
ゆーみん:元々知り合いだった訳ではなくて、二人とも保育士になりたくて神戸の短期大学に入学することになるんですけど、受験の日に私がたまたま、あーやんに「一緒に帰ろう」って話しかけたみたいで。(※あーやん談)まったく覚えてないんですけど(笑)その中でどこからきてるん?っていう話になり尼同盟を結ぶことになりました。
あーやん:正直私は初め、ぐいぐい来るこのタイプが苦手やったんで、ちょっと戸惑いましたね(笑)
――(恐る恐る)い、今は大丈夫ですか?
二人:全然全然!今は仲良しですよ!(笑)
あまゆーず結成からこの世界にのめり込んで行くまで
――お二人の出逢いは受験の日とのことですが、あまゆーずとして結成されたのはいつ頃だったんですか?
ゆーみん:入学しての6月頃ですね。
――またポンポン、と結成までいきましたね。
ゆーみん:正直出逢った時も音楽をしたかった訳ではなくて。カラオケは好きやったんですけど。
あーやん:私はカラオケも行ったことなかったぐらいで(笑)
――そんなお二人がまた一体どうして音楽に?
ゆーみん:学校の掲示板になんかのコンテスト出場者募集のポスターが貼ってあったんです。それはギターで出るコンテストだったんですけど、お互いにギター弾けなかったんですよね。でもなぜか二人で「これ出てみる?(笑)」みたいになって。そこから武庫川とか大井戸公園で練習したりして。本番まで2か月ぐらいだったんですけど。
――そのコンテストの結果はどうだったんですか?
二人:予選落ちです(笑)
――順当です(笑)でもお二人のことだから、いきなり優勝するようなエピソードかとちょっと思っちゃいました。
ゆーみん:いえいえそんな。でもそこで予選落ちはしたんですけど、練習したことであったり、ストリートミュージシャンの方に出会ったりしたことで「こんな世界もあるんだな~」と思い、私たちもストリートミュージシャンとして活動をし始めました。
――どのあたりで歌っていたんですか?
あーやん:西宮北口とか武庫之荘ですね。
ゆーみん:その活動の中で自分たちも曲を作れるということを知り、(予選落ちした)1年後の同じコンテストに出場したんです。
――結果はどうだったんですか?
ゆーみん:優勝しました。(笑)
――いや、すごい!っていうかカッコイイ!(驚)それがきっかけでこの世界にのめり込んでいく訳ですね。
ゆーみん:出逢いが全て私たちを作ってきたんだな、と思います。二人が受験の日に出逢わなかったら、コンテストのポスターを発見しなかったら、ストリートミュージシャンに出逢わなかったら、事務所の社長に出逢わなかったら、という色んな奇跡の様な偶然が重なって今のあまゆーずがあるんだと思います。そういう意味では全ては出逢いにあるんだと強く思います。
「すべての期待に応えたい」曲作りへの姿勢
――ちなみに曲作りはどちらがされてるんですか?
あーやん:二人ともしますよ。
――どんな時に曲ってできるんですか?
ゆーみん:バラバラなんですけど、曲を練習してるときとかに、ちょっと「ふー」って息を抜いたりしたタイミングでいいメロディが思いつくこともありますかね。作らないとあかんーってなるのは苦手です(笑)
あーやん:私は自転車に乗ってるときとかお風呂に入ってるときとか、リラックスしてるときに「ぽーん」って降りてきます。
――今は作成中の曲ってあるんですか?
あーやん:今は尼崎城の歌を作成中です。
――進捗の状況はいかがですか?
ゆーみん:すごく・・・進みが悪くて(苦笑)というのも尼崎市の人たちと何回か会議をしてるんですけど、皆さんの想いがすごくて全部の期待に応えたいって思ってしまったからこそのこの進捗です。。
――どのぐらいまでに作らないとっていう期日もあったりはすると思うんですがそれは?
二人:今月中に!(喰い気味)※取材日は4月17日
――そんな大変な時にインタビューさせていただいてなんかすいません。
二人:いえいえ全然!
――私も歌うこと(カラオケ)が好きでよく行くんですが、もし良ければ「あまたび」のテーマソングとかをフッとした時に作っていただけたらな、なんて。
ゆーみん:尼崎城で苦しんでいる時にそれ言います?(笑)
――本当に申し訳ありません。(笑)
二人の日常や現在の関係性
――ところで様々なイベント等に出演されていて詳しいと思いますが、あまゆーずさんのお二人は尼崎市内でおすすめのスポット・お店とかあったりしますか?
ゆーみん:尼崎市広いんでその中でおすすめかぁ、うーん。
――よく行くお店なんかでも良いですよ(笑)
ゆーみん:CMに出演させていただいたご縁もあって、最近は阪神尼崎の商店街内にある「ビストロジャパン」に行かせてもらってます。他には昔「ちゃんぽん娘」をした経緯もあって尼崎ちゃんぽん関連のお店には今でも行きますね。※尼崎ちゃんぽんの有名店「天遊」さんにはあまゆーずシートなるものがあるそう
あーやん:私は子どもがいるので、公園とかですかね?市内の公園はあちこち行きましたけど最近行ったのは元浜緑地で大きなすべり台とかがあって感動しました。
――お二人はお休みの日とかってなにをされてることが多いですか?
あーやん:撮り溜めてるドラマとかを一気に見たりとかします。(笑)
ゆーみん:私は普通に自転車に乗ってスーパーに買い物に行ったりします。
――意外と普通ですね。
ゆーみん:私たちは自分たちのことを有名人だ、とか思ってないんで本当に普通の生活を送っていますね。〇〇(近所のスーパー)とかにも普通に。(笑)
――お二人で会ったりとかはされるんですか?
ゆーみん:昔はありましたけど、今はお仕事で嫌っちゅうぐらい会うんでプライベートでは会わなくなりましたね。
あーやん:短大の集まり以外では無いですね~。
――本当に相方って感じですね。
ゆーみん:家族よりも一緒にいる時間長いですからね~。なかなか。
あーやん:もういいです。(笑)
未来の話。尼崎への思いとあまゆーずが今後やりたいこと
――話は変わりますが、私たち「あまたび」は尼崎市民の方の暮らしがちょっと楽しくなるようなサイト作りをコンセプトに運営しているのですが、あまゆーずのお二人は今後そういった尼崎市に寄与していきたい、等といった思いはありますか?
二人:もちろん!
ゆーみん:私たちも尼崎出身で何より名前に「あま」って入っていますしね。やっぱり良くなってきているとはいえ、お笑いのネタとかでも使われる尼崎市のイメージの悪さを私たちが売れて活躍して払拭していけたら、とは昔から思っています。
――すごく壮大ですね。確かにあまゆーずさんの露出がもっと増えて、どんどん活躍していけばそれも実現する気がします。その中で今後やってみたいこと実現させたいことってありますか?
ゆーみん:ドラマに出たくて、、、それもエキストラで。
――エキストラですか!?
ゆーみん:個人としてはそっちの世界も体験してみたいな、って。あまゆーずとしてはドラマとか映画の挿入歌とかをしてみたいなとは思います。
あーやん:主題歌じゃないんや(笑)
ゆーみん:なんか私たちは挿入歌向きな気がする(笑)でも良いシーンであまゆーずの切ないバラードとかが、ガンって流れて女子たちが泣くみたいなのは狙いたいですね。
――でもそれは気持ちいいでしょうね!(笑)あーやんさんはありますか?
あーやん:オーケストラと一緒に歌ってみたいです。吹奏楽をバックに歌ったことはあるんですけどオーケストラは無いので。
ゆーみん:でもやっぱり今は尼崎城に対する市民の方の期待や不安も含めて、関心も高いと思うので、そこに私たちの歌が乗っかって広まっていけばいいな。とは思います。今の当面の目標としてはそれですね。
――ありがとうございます。お二人は色んなイベントに引っ張りだことは思いますが、直近でなにかイベント等には出演されるんですか?
ゆーみん:いっぱいあるんですけど、主なところでは5月13日に新開地音楽祭、尼崎だと5月27日に尼崎えびす神社の「手づくり市」で歌わせていただきます。一番大きいのが7月22日にワンマンライブがあります!
――他になにか告知したいことなどありますか?
ゆーみん:あっ!LINEスタンプやってます!あーやんの手書きの作品で「あーやん」「ゆーみん」「着ぐるみ」の3パターンありますのでぜひ!(笑)⇒詳細はコチラ
――責任を持って私たちも購入させていただきます!
二人:今後スタンプ代が入金されてるかチェックしときますね。(笑)
――告知の最優先はLINEスタンプで良いですか?
ゆーみん:さすがに7月22日のワンマンライブです(笑)梅田の茶屋町で行いますのでぜひお願いします!あとは昨年の11月にできたばかりなんですけど、兵庫県歯科医師会オリジナルソングの「歯っぴぃでん太」も広めていきたいですね!
ーーやっぱりこうやって聞いていると色々な活動をされておられますよね。本日は貴重なお時間をいただき本当にありがとうございました!
二人:いえいえ!こちらこそありがとうございました!
インタビューを通しての感想
当初目標にしてたことの一つだった「あまゆーずインタビュー」
正直最初はガチガチだったと思い大丈夫か?と思われたでしょうが、そこはイベント等にも数多く出演し舞台慣れをしている「あまゆーず」さん。
気さくな尼崎のお姉さんの雰囲気をすぐに醸し出し、緊張をほぐしていただいたおかげで、なんとか無事終了できました。(笑)
インタビューを通してお話をさせていただいて感じたことは、ふわっとした二人のイメージとは対照的な根っこにある芯の強さ。そこには自分たちの露出が増えることで、マイナスイメージが多い尼崎を明るくプラスに変えていきたいという「尼崎愛」なるものも感じました。
文中にもあった「出逢いがすべて」という名言。色んな偶然で奇跡の様な出逢いに感謝しながらあまゆーずさんはこれからも活動を続けていくのでしょう。
締め切り間際の「尼崎城のテーマソング」もそうですし、7月のワンマンライブも本当に楽しみですね!
これからもご活躍をお祈りしています!