2019年12月13日(金)に尼崎城で開催された「みんなの尼崎大学」によるジモト系写真大喜「ちいきいと」にあまたびのガシが出演してきました。
この記事では、参加したかったけど行けなかった方にイベントの空気感をお裾分けします。また、ちいきいとで紹介した写真とは別に、候補になった写真も少しばかりですがご紹介しています。
目次
尼崎城でジモト系写真大喜利「ちいきいと」に出演してきた!
まち全体を大学に見立てて、学びを通じて人と地域が出会うプロジェクト「みんなの尼崎大学」。
今年最後のオープンキャンパスは、今年完成した[お城]にちなんだお題から、ご当地自慢を思いっきり聞いて、尼崎の知られざる魅力にせまります。
今回は立花、武庫之荘、園田からそれぞれの「ジモト」を愛する強者たちが集結し、写真とトークの応酬を繰り広げます。
神戸発、地域と地域が互いのプライドをかけてシノギをけずるジモト系写真大喜利頂上決戦「ちいきいと」がついに尼崎の地で独自のリーグが開幕します。
引用元 尼崎市公式サイト

3つの地域(立花、武庫之荘、園田)の代表者が、お城にまつわる8つのお題に対して1枚の写真を持ち寄り、熱く語り合うご当地自慢大会となっています。
こちらの記事で、今回の出演者でもある大迫力さんが「ちいきいと」について分かり易く解説しています。
尼崎城のイベントスペースで開催されました。ありがたいことに満員御礼だったようですね。(プレッシャーでしかなかったですが)
出場者は大迫力さん(Twitter@osakochikara)、前口あかねさん、あまたびのガシ(Twitter@Kazuhiga39)の3名。司会は若狭健作さん(Twitter@wakasakensaku)、音響は多田銀次郎さん(Twitter@PaWharf)でした。
僕自身「ちいきいと」の意図は汲んでいたつもりですが、会場がどんな雰囲気になるか全く予想がつかずでして。
なので、探り探りスタートしました。
実際にイベントが始まると各地区の応援隊の皆さんの熱気が凄まじく。自分の地区の写真が出ると皆さん大きな声で登壇者を応援していました。このようにアットホームな雰囲気でイベントは進みました。
「ちいきいと」武庫之荘代表として厳選した8枚の写真
普段はあまたびとして尼崎市全域を対象に情報を発信していますが、今回は武庫之荘代表ということで、この日だけは完全に武庫之荘びいきで出場。
イベントに参加できなかった人にも空気感をお裾分け致しますね。ただ、この「ちいきいと」は現場のトークありきのイベントでもあるので、記事ではあくまで雰囲気を掴む程度になるかとは思います。
【テーマ】
01 お堀 canal
02 鯱鉾 killer whale
03 殿 king
04 大名行列 parade
05 忍び spy
06 一揆 coup d’État
07 大奥 labyrinth
08 家紋 come on
英語のサブタイトルも用意されており、そっちの方で攻めてもOK。
話した内容を思い出しながら、そして当日に話せてない部分も交えてご紹介します。
イベント当日の流れですが、まずテーマが発表され、それに合わせ3地区の写真が一枚ずつ紹介されていきます。そして、各地区の代表が写真についてトークを繰り広げていきました。
01 お堀 canal
こちらは全面協力してくださった武庫地域振興センターの市職員の皆さんの拠点となっている、2017年4月に誕生した武庫西生涯学習プラザの屋上です。
どこがお堀やねんとお思いですよね。実は昔この場所は釣り”堀”だったんです。後ろに見えるのは、武庫の里小学校、右手奥に見えるのが六甲さんです。
お堀と言うのは、敵から城を守る存在でしたが、今この武庫地域振興センターは武庫之荘を見守る、まさにお堀さながらの存在となっています。
02 鯱鉾 killer whale
まさにシャチホコですね。簡単にやっているように見えますがこれ、相当難しい技です。
こちらは阪急沿線のやや北側、尼宝線沿いの「ボクシング&スポーツジムBMC」さんです。
武庫地区のスーパーヒーロー「マスク・ド・ガサキ」さんと岡崎さんがシャチホコになってくれました。
実はBMCさん、ほぼ関西唯一のプロレス道場でもあります。遠方の奈良から練習に来ている方もおられるようです。
03 殿 king
171号線沿い、西宮と尼崎を跨ぐ甲武橋の手前にある「眞紀ゆりの店」です。UKカフェや常陽中学校があるところですね。
皆さん見覚えないですか?あまたびメンバーと武庫地域振興センターの方と作戦会議する中で、武庫地区のお店も紹介したいなぁとなったんです。
そこで、一番気になるお店ってどこ?となって、満場一致でこの「眞紀ゆりの店」となりました。
で、なんでこれが「殿 king」やねんって話なんですが、眞紀ゆりさんキングレコード所属なんです。
こじつけ感すごいですが。
04 大名行列 parade
これ殆ど石に見えますが、ホタルのエサとなるカワニナです。大名行列ほど隊列は整っていませんが、そこはご愛嬌。
撮影場所は西武庫公園(交通公園)。日本初の交通公園として、1963年に兵庫県によって開園しています。西武庫公園を囲む細い小川に毎年5月中旬から6月上旬までホタルを見ることができます
失われた自然を取り戻そうと「西武庫公園ホタルの会」という有志の皆さんが30年以上前から取り組まれています。
毎年約200匹のホタルの幼虫を放していますが、生まれるのは1%だけのよう。それでも凄いことですよね。
05 忍び spy
立花地区にあるヘリテージ武庫之荘というマンション。以上。
06 一揆 coup d’État
家と家の細い隙間の奥にあるお墓。
こちらは田つぶしに反対し打ち首になったと言われている五兵衛さんのお墓です。
補足写真
昔、殿様が田んぼを池にすると言いました。五兵衛さんは「田んぼをつぶしたら米が作れんようになる」と言って反対。殿様のすることに反対したので、五兵衛さんは首を切られることになりました。
打ち首が行われる当日、遠くから殿様の馬がかけてきました。殿様は「その首をはねるのを待て」と言ったのですが、距離が遠かったため「その首早くはねよ」と聞き違え、五兵衛さんは首を切られてしまったのです。
池を作ることになっていた田の真中にお墓を建て、命日には仕事を休んで村中で供養されたそうです。
五兵衛さんは亡くなってしまいましたが、田は残りました。自分の命と引き換えに田んぼを守った勇敢な五兵衛さんをご紹介させて頂きました。
07 大奥 labyrinth
「眞紀ゆりの店」の眞紀ゆりさんです。
長年のlabyrinth(迷宮)が解き明かされた瞬間です。
実際にお会いさせて頂いたのですが、お茶やお菓子を出してくれたりと、とっても気さくで優しいお方でした。眞紀ゆりさんは鹿児島出身みたいです。
キャッチフレーズは「心に明かりを燈す演歌歌手」、代表曲は「女の始発駅」となっています。
08 家紋 come on
家紋とゆうより「come on」の方で、この写真を選ばせて頂きました。写真はカメラマンの三好さんから頂戴いたしました。
以前、この辺りは不法投棄が多かったのです。それを撲滅する目的も兼ねてボランティアグループ「髭の渡し花咲き会」が中心となってこのコスモス園は始まりました。
おかげで今では不法投棄は殆ど無くなったとのことです。
後ろに映る黄色い新幹線はドクターイエロー(新幹線電気軌道総合試験車)。
滅多に遭遇できないことから「幸せの黄色い電車」とも呼ばれています。
運転時間が公表されておらず、ネットで時刻の予測が出ている程度。その予測ですらも確実に来るとは限らないのです。
「武庫川のコスモスとドクターイエローをバックに家族写真を撮ろうツアー」でもやってみたいですね。
チャンスは年に数回しか無いと思います。
と言った感じで8枚の写真を紹介させて頂きました。
改めて、ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!
ちいきいとの裏側。候補になった写真達
ちいきいと用の写真を探すに辺り、いろんな人、場所に出会えました。ダイジェストで振り返ります。
武庫地域振興センターの皆さんと作戦会議中。武庫地区の昔の写真を見せて頂いたりと、親身になって考えてくれました。
「お堀」の写真となった武庫地域振興センターの屋上へは茨の道でした。(本来、立ち入り禁止ですが特別に許可を頂きました)
最初にイメージしていた「お堀」の写真は、この屋上から人が釣れてる様子だったんですが、何の写真か全くわからなかった為、却下。
釣り竿を持っていたんですけどね。
思いのほか、元お笑い芸人で市職員の桂山さんの顔がイカしてますね。
源太郎橋の水車もどこかで使えないかなぁと思ったのですが…。水車自体はもう回転しないように止められており、なんだか哀愁漂ってますよね。私が小さい時は回ってた記憶。
武庫之荘駅、大井戸公園近くの怖すぎる噴水オブジェの顔も使いたかったのですが、惜しくも落選。
ディズニーすぎる美容室「KANSHA」さんも候補になっていましたね。
あっちなみに「眞紀ゆりの店」の店内はこんな感じでしたよ!
尼崎市の公園で良く見る看板。これもどっかで使えないかと候補になりましたね。(写真は、地元の子に日時計公園と言われている東武庫公園です)
冷静に考えると描かれているイラスト過激すぎませんか。
置くタイプの花火なのに手に持つことができる時点でクレイジーすぎる少年。いつか、どっかのタイミングで使える日が来ると夢見て保存しておきます。
こんな感じで改めて市内を見つめ直す良い機会でもありました。
園田代表として戦った、キュートなあかねまること前口あかねさん。園田でコミュニティスペース「hinata」を運営されていますのでそちらも是非!
冷たい風が吹く、冬空の元でライトアップされるお城も素敵ですね。第二回ちいきいとはあるのか、ないのか。
本家、神戸の「ちいきいと」ではもっとネガティブなところも攻めてるみたいで、少しだけ後悔。もっと攻めても良かったんですね。まぁでも、皆さん楽しんでくれてたみたいなので僕的には満足しています。
最後は、本番前のそわそわしている私の姿でお別れです。それではまた!